コーチングとは?コミュニケーションを通じて変化を作り、目標達成をサポートすること
1.コーチングとは?
コーチングとは、「コミュニケーションを通じて変化を作りだし、クライアントの目標達成や問題解決をサポートするプロセス」をいいます。また米国NLP&コーチング研究所では、「企業や個人がより早く、より効率的に、目標達成や問題解決をする助けになること」と定義し、人生を大きく変えることができるものと教えてくれます。
コーチングの基本とは?「現状とゴールの差異」を埋めること
コーチングの基本は「現状とゴール」の間にある差異を埋めることです。差異とは、クライアントが目標達成のためにクリアすべき問題です。「この差異を埋めるためにどうしたらいいか?」と考え、課題や解決策を明確にし、具体的なアクションに落とし込んでいきます。
そのために必要なのが、下記「コーチングの基本プロセス」です。
- 現状とゴールを明確にし、
- 現状とゴールの差異を具体的にした上で、
- 課題と解決策を明確にする。
- 結果を妨げるものがあれば解消し、
- 効果的な行動を促す。
コーチングの基本や歴史について詳しくはこちらから
2.コーチングの目的や効果、使える場面について
コーチングの目的とは?成果や変化をつくること
コーチングの目的は、仕事や人生に対して「成果」や「変化」をつくることです。
例えば、企業であれば「利益を増やす」「生産性の向上」「人材育成やマネジメント」。個人であれば、「目標達成や問題解決」「自己成長」「より大きな成果」を実現するなど。
そのために下記のように「行動や能力、環境面へのアプローチ」を中心にコーチングします。
- 効果的なゴール設定/ビジョンの明確化
- 問題を発見し、課題や解決策を明確にする
- 行動計画や戦略の立案
- 行動の改善/新しい選択肢をつくる
- 自主性や創造性、アイデア、モチベーションを引き出す
- 能力向上/能力開発
- 環境改善 など
メンタル面へのアプローチにより
さらに大きく、深い変化が可能に
コーチングは時代と共に進化し続けています。「行動や能力、環境面へのアプローチ」だけでなく、「メンタル面へのアプローチ」も重要視されるようになり、より大きく「変化や成果」をサポートできるようになりました。
なぜなら、メンタル面が人の思考や行動に影響を与え、パフォーマンスを大きく左右し、手にする結果に違いをつくることが、広く知られるようになったためです。一流のアスリートほど、メンタルトレーナーやコーチがついている理由はここにあります。
またプロコーチとして活動する方の中には、以下のように「行動や能力、環境面へのアプローチだけでは限界を感じている」という方も少なくありません。
コーチングセッションの中で、クライアントが障害物に直面したとき、どうしてもそれを突破することができない」
ここでいう障害物の例を挙げると、
- 成果を妨げるマイナスのパターン(思考や行動)
- ネガティブな感情や思い込み
- セルフイメージや自己肯定感の低さ
- 過去の体験・経験を原因とした自信の低さ
- 無意識につくっている限界 など
※これらはどれも「成果を妨げる障害物」になり、どれもメンタル面(考え方や捉え方、感情、思い込みなど)が課題になっています。
こうした限界を感じる理由は、コーチングの基本はポジティブな状態にある方を対象にしているからです。
「心に傷を持っている」「悩みが深い」という場合、ポジティブな方向けに行う「行動や能力、環境面へのアプローチ」だけでは、効果を発揮するどころか悪影響をつくることがあります。
こうした要因をクリアするために多くのコーチが、メンタル面にアプローチするスキルを学ぶため、心理学NLPやセラピーなどを学び始めました。
こうした背景から生まれたのが『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』や『メンタルコーチング』です。
具体的には、コーチングの基本に加えて、下記のような内容を学びます。
- 成果を妨げるマイナスのパターンを変える
- 成功パターンのインストール
- ネガティブな感情や思い込みを解消する
- より高いパフォーマンスを引き出すステート・マネジメント
- セルフイメージや自己肯定感を高める
- 過去の体験・経験に対する意味付けを変える
- 無意識に持っている限界や障害を取り除く
こうしたアプローチにより「成果を妨げる要因を取り除く」「より高いパフォーマンスを発揮する」こと、あるいはクライアントを次のステージに引き上げることができるようになりました。
『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』に関して詳しくはこちらから
コーチングの活用場面
① 仕事やビジネスでの活用例
② 個人に対する活用例
コーチングが役立つ職業や役割
3.コーチングのやり方「5つのアプローチ」
コーチングのやり方には、大きく分けると5つのアプローチがあります。クライアントの目標や課題に合わせて、適切なアプローチを行います。
【コーチング5つのアプローチ】
- 結果を出すために、いつ、誰と、どんな行動が必要か?
- 成果を妨げる行動/マイナスになっている行動はないか?
- 誰をお手本にすると良いか? など
- 結果を出すためにどのような能力が必要か?
- 能力を発揮できているか?/妨げる要因はないか?
- どのように目標達成するか? など
- 現在の環境や人間関係から、どのような影響を受けているか?
- 現在の環境や人間関係は、成果を妨げていないか?
- どのような環境に身を置くのがよいか? など
- なぜ、目標を達成したいのか?
- 成果を妨げる「ネガティブな感情や思い込み」はないか?
- 「どのような信念・価値観」が必要か? など
- 目標達成における自分の役割は何か?
- どんなセルフイメージを持っているか?
- ゴールを達成するためにどのような「セルフイメージ」が必要か? など
4.コーチング資格とは?
コーチング資格とは「コーチング資格認定コース」を修了して得られる資格です。
一定以上のコーチング・トレーニングを積んできたことを証明するものです。プロのコーチとして活動する際に、クライアントに対する「専門性」や「信頼性」を証明します。
主催するコーチングスクールにより、取得できる資格の種類が違います。『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』の場合、「米国NLP&コーチング研究所」と「日本NLP協会」から認定証が発行されます。
このNLPプロコーチ認定コースは、
日本のNLPコーチングの分野で唯一、
ICF(国際コーチ連盟)よりCCE(継続学習)プログラムとして
認可されたコースとなっています。
また、日本で初めてイギリスに本拠地を置く
AC『Association for Coaching(コーチング協会)』の
認定コースとして認められている講座でもあります。
コーチングカリキュラムの例
コーチング資格認定講座では、主に下記のようなカリキュラム(内容)を学びます。
各スクールが認定するコーチング資格により、内容に違いがあります。ここでは『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』を例にご紹介します。
- コーチングとは
- 信頼関係と協働関係
- コーチングの前提(基本的な考え方)
- トランスフォーマティブ・コーチングとは
- コーチ契約について
- コーチングセッションの流れ
- インテーク(導入セッション)
- クライアントと長期的関係を築く
- 理想的なコーチング契約とパートナーシップ
- 理想的なクライアントを明確にする
- 信頼関係を築く
- 効果的な傾聴
- バックトラッキング
- コミュニケーションの方向づけ
- オープン・クエスチョン
- パワフル・クエスチョン
- 前提とマインド・リーディング
- ボトム・ライニング(要点をまとめる)
- サイコ・ジオグラフィー
- クライアントのありのままを見る
- ポジション・チェンジ(知覚位置)
- アカウンタビリティとコミットメント
- 有意義なフィードバックと励まし
- 承認(クライアントの自己承認を促進する)
- 挑戦(クライアントの限界値を引き上げる)
- 許可と介入
- 要望や提案(クライアントの選択肢を増やす)
- 探求(クライアントの思考を深める/促す)
- 行動の促進と継続
- 中断(信頼関係を崩さずに話のズレを調整する)
- 的確に構成されたアウトカム
- 価値基準
- メタアウトカム
- 行動計画
- リバース・エンジニアリング(逆順での行動計画)
- トランスフォーマティブ・コーチング
- GROWモデル
- コーチング・ファネル
- NLP解決思考コーチング(ソリューション・フォーカス)
- 普遍の変化のサイクルを使ったコーチング
- 問題解決のストラテジー
- コーチング・ストラテジー(ビジネスの状況や人生のステージに合わせたコーチング)
- クライアントが持つ問題の構造の見極める
- 新しい行動や習慣をつくる
- 過去の体験からリソースを得る
- ステート・マネジメント
- モチベーションを保ち続ける方法
- 成果を妨げる障害物への対処
- 成果を妨げる「心理的な障壁」を見つけて変化させる
- クライアントの人生に「繰り返し」浮上する問題への対処
- 決断のサポート
- リソースの発見と獲得
- ビリーフ・チェンジ
- 肯定的意図
- 葛藤への対処
- コーチングのためのタイムライン
- サークル オブ エクセレンス
- 人生をより豊かにするメディテーション(リラクゼーションやストレス軽減)
- アファメーション
- ニューロ・ロジカル・レベル
- 思いやりと慈悲のエクササイズ
- クライアントが持ち込む典型的な問題
- 今あるスキルを最大限に活用する方法(NLPをはじめ、すでにマスターしているテクニックとの併用)
- コーチとしての自信を高める
- 意図の設定
- コーチ・ステート
- セルフ・コーチング
- プロとして進化するための日常的な実践
- プランニング・ジャーナル
『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』に関して詳しくはこちらから
5.コーチングの学び方
コーチング資格を取得したい方、コーチングをしっかり学びたい方は講座で学ぶのが一番です。
その理由がこちらです。
コーチング初心者でも一から学び、コーチングできるようになる。
コースの目的(難易度)に合わせて重要な内容、厳選された内容を学べる。コーチング初心者向けのベーシック(基礎)コースから、すでにコーチとして活動する方向けのアドバンス(上級)コースなどがあります。
多くの経験を積み、コーチとして洗練されたプロから学べます。またプロのコーチングセッションを見ることもでき、直接質問をすることができる。
講座内では受講生同士でコーチングセッションをしあう。他者をコーチングしたり、されたりすることで、コーチとしての成長、個人としての成長につながります。
一緒に学び、フィードバックしあい、励ましあえる仲間との出会いです。講座で学ぶ内容も素晴らしいけれど「仲間との出会いは本当に大きい」と言われます。
もちろんコーチング講座でのトレーニングは始まりです。その後も継続的に学び、磨き続けることが大事です。
6.コーチング講座受講生の声
いま現在手に入る最高のコーチトレーニング」
このプログラム特有のNLPとコーチングのバランスのおかげで、いま現在手に入る最高のコーチトレーニングを受けることができました。
それは他のコーチといるときに明確にわかるでしょう。ティムとクリスのトレーニングを受けたら、他のどこか、あるいは他の誰かにトレーニングを受けることなど想像もできません。
NLPのスキルがコーチングでは不可欠だと感じました」
自分がクライアント役のワークで、大きな気づきや新たなアイデアが浮かんだのは、単なるコーチングスキルではなく、NLPの力があったからこそ、引き出されたものでした。
温かいお二人のセミナーは、部屋に入った瞬間から、癒される感じがして、セミナールームに来るのが愉しみでした。
『コーチとしてやれる!』と実感できたのは、このコースだけでした。」
いくつかのコーチングのスクールに行きましたが、「コーチとしてやれる!」と実感できたのは、このコースだけでした。
目からウロコのことが満載でした」
今まで学んできたNLPとコーチングが統合されると、こんなに凄いんだと驚くことばかりでした。質問の力、言葉の力の大きさを実感しています。
期待以上のものが得られました」
はじめは業務で活かそうと思い参加しましたが、途中からは自身の人生を 自分らしく生きるため、どうすれば良いか?という目的に変わってきました。
世界で最高のコーチングをインストールすることができました」
人生を変容させることのできる体験が数多くあったこと、コーチとしてのあるべき姿勢、正しい知識、ゴールの設定方法をはじめ、 すべてのプログラムが新鮮で価値がありました。
クライアントが前向きに人生を進めるための貴重なツール」
NLPコーチング認定プログラムを受講することで、クライアントがそれぞれのゴールを達成し、前向きに人生を進めるための貴重なツールを使いこなせるようになりました。 NLPコーチングは明瞭な思考、洞察力、行動計画の概要をまとめる力を与えてくれます。
NLPは、モチベーションを高められるように脳を訓練するツールと、最後まで物事を成就させない潜在意識の理由づけに取り組む力を与えてくれます。
これらの組み合わせは、クライアントが昔から持っていた障害物を乗り越え、モチベーションを保ち、望みを達成できるようにクライアントを力づけます。
期待していた何倍もの成果を手にすることが出来ました」
とても意識の高い方が集まられていたので、自分自身が大きな刺激を受け、期待していた何倍もの成果を手にすることが出来ました。
これほど繊細かつパワフルなコーチングに出会った記憶はありませんでした」
一言で表現するのであれば、これほど繊細かつパワフルなコーチングに出会った記憶はありませんでした
とても特別な体験でした。素晴らしく卓越した内容で、とても満足しています」
とても特別な体験でした。素晴らしく卓越した内容で、とても満足しています。私もこのように沢山の方へ伝えていきたいと思います。
とにかく感動の連続でした!」
とにかく感動の連続でした!
NLPとコーチングが組み合わさることで大きなシナジー効果を体験することができた」
受講生同士で互いにコーチングしあう時に自分の人生を再考する、いいきっかけを頂きました。
言葉に出来ない程、このコースに出会えたことに感謝と喜びを感じます」
今回も本当に素晴らしい学びをありがとうございました!!
答えがこのコースにはありました!!」
相談業務が日常多く、報告や悩みを聞いていて、ある疑問が浮かんでいました。「はたして本当に自分は、相手のためになっているのだろうか?」と。
しかし、その答えがこのコースにはありました!!答えはすべて自分が持っている!!人間はなんて素晴らしいのでしょう!!
プロコーチとしてやっていく自信がつきました」
最初は不安がいっぱいでしたが、プロコーチとしてやっていく自信がつきました。さらにスキルを磨き頑張っていきます。ありがとうございます。
今回のコースは私の人生に大きな変容をもたらしてくれました。」
コーチングの本質を学ぶことができたことに感謝しています。本当にありがとうございました。
今まで学んだNLPのスキルと、自分の人生のあらゆることが統合されたように感じています」
今まで学んだNLPのスキルと、自分の人生のあらゆることが統合されたように感じています。ありがとうございました。
すぐにビジネスに活かせる知識とスキルを分りやすく学べて感謝しています」
このスクールで貴重な仲間との出会いがありました。価値ある多くの学びを実践を通して得ました!
素晴らしいコンテンツでした」
マネジメント、セールススキル、マーケティングなど、コーチングのみならず、幅広く応用できる素晴らしいコンテンツでした。
素晴らしいリソースを一杯もらえたコーチングトレーニング」
ティム、クリスは勿論、スタッフ・参加メンバーが最高で、温かい空間で素晴らしいセミナーでした。
『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』のカリキュラム詳細に関しては、こちらをご参照ください。
7.メンタルコーチング『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』とは
『NLPプロフェッショナルコーチ認定コース』では、基本的なコーチングの習得に加え「トランスフォーマティブ・コーチング(Transformative Coaching)」というNLPの「人に大きな変化をもたらす、魔法のような効果」が取り入れられています。
「心理的な構造、脳の機能、無意識への働きかけ」を学ぶため、クライアントに対して表面的な変化だけでなく、深いレベルの変化を及ぼせるようになります。
また、日本の『NLPコーチング』の分野で唯一、ICF(国際コーチ連盟)よりCCE(継続学習)プログラムとして認可されたコースとなっています。
NLPプロフェッショナルコーチ認定コース概要
認定プログラム
NLPプロフェッショナルコーチ認定プログラムは、
『米国NLP&コーチング研究所』公認のNLPとコーチングを組み合わせた
NLPプロフェッショナルコーチ育成のための特別なプログラムです。
ベーシックトレーニング(基礎編)となる「NLPプロフェッショナルコーチ認定コース」修了後に、上級・応用編を受講することができます。
『NLP上級リレーションシップ コーチトレーニング-人間関係編』は、
「NLPプロフェッショナルコーチ認定コース」を修了していなくても受講可能です。
上級編では、人生においてカギとなる4つの分野のスペシャリストになるためのトレーニング
- NLP上級ヘルス&ウェルネス コーチトレーニング
- 「健康と生活習慣(ライフスタイル)編」
- NLP上級リレーションシップ コーチトレーニング
- 「人間関係編」
- NLP上級ウエルス コーチトレーニング
- 「経済的豊かさと精神的豊かさ編」
- NLP上級ライフ コーチトレーニング
- 「人生・生き方編」
これら4つのテーマを集中して学んでいきます。
すべての上級編を修了すると
最上位のコーチ資格となる『NLP上級プロフェッショナルコーチ』の
認定を取得していただくことが可能です。