職場での人間関係に悩んだ時に意識すること5選

職場での人間関係が
大きなストレスであると感じている人は
6〜7人に1人の割合だと言われています。

職場は一日の中でも
特に長い時間を過ごす場所です。

職場で感じるストレスが徐々に大きくなると
心身のバランスを崩したり、
日常生活に様々な影響を及ぼす病気に
かかってしまってしまう可能性もあります。

そうならないためにもこちらの記事では

  • 上手な人間関係の築き方
  • 苦手な人との関わり方

について説明していきます。

3章や4章では、ご自身が思ってもいなかった
意外なヒントもあるかと思いますので
どうぞ最後まで読んでみてください。

1.職場の人間関係にストレスを感じている人

令和4年に厚生労働省が行った調査では、職場で強い不安、悩み、ストレスを感じている人の割合は半数以上に上り「職場の人間関係」がその原因の第3位になっています。

  1. 仕事の量
  2. 仕事の質
  3. 職場の人間関係

(参照元)厚生労働省「職場におけるメンタルヘルス対策の状況

つまり6~7人に1人は人間関係によって強いストレスを感じているのです。

職場は一日の中でも特に多くの時間を過ごす場所です。

職場で人間関係にストレスを感じてしまうと常にストレスを抱えて生活をしていくこととなってしまいます。

多少のストレスは仕方がないと感じている方も多いかもしれません。

しかし多少のストレスと思っていても、知らず知らずのうちに心身に不調をきたす可能性も大いにあります。

2.心理的ストレスが与える影響

社会人として生活していくなかで、様々なストレスを感じることもあるでしょう。
ストレスは心身の体調不良を引き起こします。

日頃なんとなく体調が良くない、心が落ち着かないと感じたときに、ストレスが要因の一つではないか考えてみましょう。

  • 職場の苦手な人のことを考えると不安になり、泣けてくる
  • 職場で苦手な人と一緒だと集中力できない
  • 家に帰っても安心できず、ぐっすり眠れない
  • ストレスから過食や拒食をしてしまう
  • 家庭内で暴力的になったり攻撃的になってしまう

人によって個人差があるのですべての要因がストレスであるとは言い切れませんが、あなたやあなたの大切な人をストレスから守るために、多くの人のストレスの原因となる人間関係を円滑にするためのヒントをお教えします。

3.人間関係が悪化する要因

人間関係が悪化する要因

第二章で触れた様にストレスを抱えてしまうと健康を害してしまったり、自分の周りの人に影響を及ぼしてしまう可能性があります。

この章ではストレスを引き起こす原因となる、職場の人間関係がうまくいかなくなる理由について考えてみましょう。

3-1.苦手な人が社内にいる

人間関係がストレスとなる原因として、まず苦手な人が社内にいる場合が考えられます。
多くの人が苦手と感じる人には次のような特徴があります。

  • 感情の起伏が激しい人
  • 高圧的な態度をとる人

 ↓

このような人はいるだけで周りが萎縮してしまいます。

緊張感をもって仕事をすることは悪いことではありません。

しかし、いつ理不尽なことで怒られるかと萎縮しながら仕事をすることで効率が上がるわけではありません。

一緒に働く人のストレスの原因となるだけです。

  • 悪口や愚痴を言う人
  • 見るからにやる気がない人

 ↓

このような人は発言や行動から周りの人の士気を下げてしまいます。

悪口ややる気のない態度は周囲の人を巻き込み、やる気を削ぎ、全体的なレベルの低下を招きます。

  • 自己中心的な人

 ↓

このような人は自分流のやり方以外は認めない人が多く、一緒に仕事をすると中々仕事が思ったように進まなかったり、自分以外の人がリーダーになったり目立つことが許せなかったりする傾向があります。

そしてチームで仕事をする際には、チームワークを乱す原因となってしまうのです。

こんな人が多い職場では働きたくないと感じる人が多いでしょう。

苦手と感じる人と同じ職場だとそれだけで出勤することが嫌になり、会社に行くのが憂鬱だと感じますよね。

そうは言ってもどれだけ苦手な人とも関わりを持たなくてはいけないのが社会人です。
会社に属している限り、苦手だからもう知らないと関係を断つことはできません。

社会人として仕事を続ける上では無くなることのないストレスの原因です。

3-2.派閥がある

職場内に対立が存在する場合、人間関係でストレスを感じる人が多いようです。

例えば同じチームで仕事を進めなくてはいけないのに、役職者同士で敵対視していがみあったり、若手とベテランの間で軋轢が生まれたりする話はよく聞きます。

理解し歩み寄る姿勢がなかったり、お互いがお互いに嫉妬したりしているとこのような派閥や軋轢を生みだすこととなります。

職場のすべての人が、同じ仕事に取り組むメンバーとしてお互いに尊重する気持ちをもって接することができれば、このようなことは起こらないのですが、現実はそう上手く行かず、上司や部下との関係性に苦労する人が多くいます。

3-3.コミュニケーションがうまく行かない

職場でのコミュニケーションが円滑に行われていないということでもストレスを感じる人が多くいます。

職場でのコミュニケーションがうまく行かないと、自分も相手も不満を持った状態で接する状態が続くため、次第に互いの不満が大きくなり職場の雰囲気も悪くなってしまいます。

結果的に業務をしていく上で不可欠な情報共有や連携が困難となってしまいます。

つまり、コミュニケーションがうまくいかないということは人間関係の悪化をもたらすだけでなく、仕事もうまく回らなくなってしまうなど様々な弊害を生み出す悪循環に陥ってしまう可能性があるのです。

逆にコミュニケーションがうまくできるようになると、職場の雰囲気が良くなるとともに、業務も滞りなく進み、仕事がしやすくなるだけでなく、業績を上げていくことに繋がります。

またコミュニケーションがうまくいかない原因として、そもそもコミュニケーションの量が少ないということが考えられます。

近年では情勢の変化もあって会社で行われる飲み会がなくなったり、リモートワークが積極的に取り入れられられる様になったため、一緒に仕事をしている相手についてよく知らないという人も多くなっています。

お互い相手のことをよく知らないとお互い距離感を測りかねてしまい、部下の立場で考えると信頼できる人がいないと相談できない、上司の立場で考えると相談をしてくれないと何で悩んでいるのかわからないというすれ違いの原因となってしまいます。

コミュニケーションがうまく行かないことは、あなたのストレスの原因になるだけでなく、仕事の質をも左右する問題なのです。

3-4.元々、自分が心の傷を抱えている

信じたくないかもしれませんが、実はあなた自身が“人間関係がうまく行かない”結果を作り出している可能性があります。

心に傷を抱えている方は、人間関係で苦労することが傾向として増えます。

学生時代でも人間関係に悩んでいて、社会人になってからも職場での人間関係に悩んでいる場合、自分自身で人間関係をうまく行かないというパターンを持っているかもしれません。

これは自分が周囲のマイナスな反応を引き出してしまっている場合に起こります。

改善しない場合、同じことが繰り返されることが高い確率で起こりますから、この機会に心の傷を改善していくことをおすすめいたします。

4.改善するために自分でできること

改善するために自分でできること

前の章ではコミュニケーションがうまくいかないことが、人間関係を悪化させる理由となるとご説明しましたが、この章では、上手な人間関係の築き方、苦手な人との関わり方を具体的にご紹介していきます。

4-1.周りの人に相談する

同僚や距離の近い先輩など自分に近い人に相談をしてみましょう。

相談する対象として、真っ先に上司が思いつく人もいるとは思いますが、まずは感覚が自分により近い人に話をしてみることで、自分の主張や気持ちを整理することができます。

また感覚が自分に近い人であれば同じ様な人間関係に関する悩みを抱えている可能性もあり、人間関係に関してどのように対処をしているかお互いに相談をすることで打開策を見つけることができるかもしれません。

同期に話してもどうにも解決しない時には信頼できる上司に相談してみると良いでしょう。

上司の方は様々な経験を積んでおり、人間関係に関する悩みも経験していることが多いため解決の糸口をつかめる可能性があります。

4-2.話をする

相手との関係性を改善するためには、お互いの価値観をすり合わせるという意味でも、まずは話を聞く時間を取ることが重要です。

しかしただ話し合いをするだけで改善するかといえばそうとも限りません。

例えば話し合いの時間を取っても、相手の反応が鈍く自分ばかりが話して終わってしまう。

そんな経験をしたことがあるという人は、相手の話を思っているよりも聞けていないということかもしれません。

その時には、ただ話を聞くのではなく、“傾聴する”という意識を持つようにしてください。

傾聴するために具体的に大切なポイントが3つあります。

①“相手の話を聞いている”ということをアピールする

相槌を打つようにしたり、相手の話の要点となる言葉を繰り返すようにしましょう。

話を聞いてもらえていると思うと人は自分が認められたような気持ちになります。

相手の気持ちを尊重しているという姿勢を最大限表すように意識しましょう。

②相手のペースに合わせて話す

いかにあなたが必死に内容を相手に伝えたとしても相手にとっては早口すぎたり、自分のいいたいことが言えていなかったりすると、さらなる関係性の悪化につながる可能性もあります。

そしてこの時忘れてはいけないのが、相手が受け取って理解した内容が、コミュニケーションの成果になるということです。

相手の意見を引き出しつつ、自分の伝えたいことを相手の受け取りやすい形で伝えることが重要です。

③共感をする

相手と関係を改善するために話し合う際にはまずは共感できる点を探しましょう。

あなたの苦手な人との間で共感が得られるとお互いを近く感じるとともに相手に安心感を与えることができます。

人は結局のところ自分自身で経験したことしかわからないのです。

相手が経験したことと、自分が経験したことで共感できる点が見つかるとわかりあえていると感じ安心感や信頼感が生まれます。

些細なことでもいいので共感できるところを探してみましょう。

4-3.捉え方を変える

最も簡単にできることは自分の捉え方を変えることです。

相手のことを“嫌な人だ”と認識するとその人と会うたびに、なんだか嫌な気持ちになってしまいます。

そして“嫌な人”は何をしても嫌なところにしか目が行かなくなってしまいます。

たとえどれだけ嫌だと思う人がいても、少しでも素敵だなと思えるような部分を探してみましょう。

相手の新たな一面を発見し、そこから何か会話が始まるかもしれません。

4-4.距離をおく(相手にしない)

あなたがいくら話し合いによって関係を改善しようとしても、それに応じないどころかなにもしていないのに絡んでくる人もいるかも知れません。

そのような人はあなたに嫉妬しているのです。

あなたの仕事や立場に嫉妬している人ほど文句を言ってくるものです。

そのような人に対しては、あなたが反応すればするほど相手の思う壺です。

何かされても相手にしないようにしていれば、自然とあなたから興味を失っていくでしょう。

4-5.実力をつけて影響力や発言力を高める

ある意味社会は、地位やポジションによって相手の態度が180度変わる世界です。
実力を高めて一目置かれるようになると、特定の人や周囲の態度が急に変わります。

これはどんな企業に転職しても起こることですから、自分の実力をしっかり高めておくことがとても重要です。

社会で生きていくためには、相手から尊重されるだけの実力を高めておくことは自分を守るために必要なのです。

5.どうしても無理だと思ったら・・・

どうしても無理だと思ったら・・・

職場での人間関係がどうしてもしんどい、耐えられない、改善の兆しが見えないなど仕事を続けるのが難しいと感じている方は、最終手段として転職をするという選択肢を考えるなくてはいけない必要があります。

ただ合わないからと簡単に転職してしまうとその後の就活がうまく行かなかったり、転職した先でも結局人間関係に悩むことになってしまいがちです。

転職活動をするその前に、まずは人事や直属の上司などに次のことを確認しましょう。

  • 部署や支店を移動して環境を変えることは可能か
  • どうしても合わないと感じる上司/部下と距離を置くことは可能か

これらのことを人事や上司と話し合いそれでも改善の兆候が見られなければ、最終手段として転職を考えましょう。

まとめ

人間関係がうまくいかないときは相手のことが嫌で嫌で仕方がなく、もうどうしようもないと感じるかもしれません。

まずはこの記事にあるように、あなたができる行動を始めてみましょう。

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